BUSINESS
世界の電子部品はダウンサイジングが進む中、電子部品に欠かせない電線も、細線化の要望が強くなっています。弊社の電線は世界トップクラスの超極細線を製造しております。
中国でも環境に対する要求・取組が日々厳しくなって来ています。当社では、排煙・排水共に環境合格証を取得し、法律を遵守した生産活動に取り組んで行います。
排煙処理設備
排煙処理設備
排水処理設備
排水処理設備
超極細線0.012mmまでの生産が可能です。当社では伸線工程で使用するダイスの修理加工を社内対応とすることで、品質面・コスト面において、大きなメリットが得られています。
被膜の焼付工程で使用するシーブも、社内にて修理組立加工を対応しており、超極細線を製造する上での品質面の向上に、大きく役立っています。
サブミクロン単位での外径管理を実施しています。
*通常は、ミクロン単位で管理・製造されている電線も、極細線を主製造している当社では、サブミクロンでの管理を実施しています。
安定した品質を確保するため、各種検査設備・信頼性試験設備を保有しております。
機器名:ガスクロマトグラフ
用途:絶縁皮膜に残留する有機溶剤量を測定
機器名:赤外吸光分光計
用途:絶縁皮膜樹脂の分子構造の解析
機器名:冷熱衝撃試験機
用途:高温/低温(氷点下)繰返し熱衝撃による皮膜劣化を確認(絶縁耐圧比較)
機器名:プレッシャークッカー試験機
用途:密閉釜にて、高温/湿度/圧力を負荷し、皮膜劣化を確認(絶縁耐圧比較)
機器名:コロナ放電試験機
用途:高周波電圧を印加した時のコロナ放電開始電圧を測定
機器名:高電圧均一性試験機
用途:絶縁皮膜の微小欠陥を検出
リッツ線はマグネットワイヤを撚り合わせた線で、ドイツ語の撚るという意味のLitzが語源です。電線を流れる電気が高周波になると、表皮効果及び近接効果により交流抵抗が増加します。細い電線を撚り合わせたリッツ線は、交流抵抗の増加を抑制するため、機器の小型化や省エネ化を実現します。近年EV、PHVなど自動車の電動化に伴い需要が増加しています。
富士ファインは、電線の製造から撚線まで自社で一貫して生産が可能で、高品質の電線を使用した質の高いLITZ/USTC製品を提供しています。
撚り本数、外装材(テトロン糸、アセテート糸)等、様々な種類が対応可能です。
細い電線を撚り合わせたリッツ線は、高周波による表皮効果で増加する交流抵抗を抑制することが出来、機器の小型化や省エネ化を実現します。 電線からリッツ線まで一貫して生産し、高品質の当社電線を使うことで、質の高いリッツ線を提供しています。撚り本数、外装材(テトロン糸、アセテート糸)等、様々な種類が対応可能です。
電線を撚り合わせたもの。
汎用トランスに使用。
リッツ線にテトロン糸を横巻きしたもの。照明用安定化電線、太陽光、車載用DCDCコンバータに使用。
USTC線に融着糸を横巻きしたもの。アンテナコイル、無接点充電器用、コアレス品に使用。
リッツ線に耐熱性・絶縁性に優れたマイラーテープを横巻きしたもの。車載用OBCトランスに使用。
リッツ線を押出成形型で三層絶縁加工したもの。柔軟性・機械的耐性・化学的耐性・絶縁破壊電圧の改善をしています。
カバーリング機
撚線工場
マイラーテープ機
当社は電線からコイルまでの生産を一貫しておこなえる企業。各々の技術をフィードバックして活用できるので、技術開発には理想の環境となっています。コイル生産に関しても、あらゆるニーズに対応できる体制を確立。
自動機導入による大量生産から、熟練者の手作業による多品種少量生産まで、オールマイティーにお応えしています。
当社のコイル製品は中国大連第二工場にて一括生産をしています。中国の豊富な人材を最大限有効に活用すると共に、随所に自動化設備を導入することで、生産性と品質の向上に取り組んでいます。
これらの各種自動化設備類は、自社のノウハウを生かして現地制作をしています。これにより、メンテナンス性の向上と共に、生産コストの削減を実現しています。
自動はんだ付け設備
自動検査設備
自動端子挿入設備
半自動アーク溶接設備
自動樹脂充填設備
ピン端子挿入 & 曲げ加工設備
縦型のインサート成形機を使用した樹脂モールドコイルの生産が可能です。熱可塑性の各種樹脂材料(PET/PBT/PA等)に対応しています。
モールドコイルを生産する過程では、巻線の外径管理など、厳密な精度が要求されます。当社では電線製造~コイル巻線~モールド成形加工を一貫して社内生産対応とすることにより、安定した品質の確保を実現しています。
コイルASSY加工
ウレタン充填
リード線組付
完成検査
イグナイター(点火トランス)は、主にガス給湯器やビルトインコンロ等の点火装置として使用されています。
当社では2022年1月より富士ブランドでのイグナイター販売をスタートし、大手ガス機器メーカー様を中心に幅広く採用頂いております。
また、製品ラインナップも、各種放電極数、電圧仕様等、多数用意しています。
ダイヤモンドダイスは、軟質線(銅線・アルミ線など)、硬質線(ステンレス線など)の伸線用工具として幅広く使用されています。当社ダイス修理工場では、長期間の使用によって摩耗したダイヤモンドダイスの修理再生加工を行っています。
※自社電線工場で使用するダイヤモンドダイスの修理加工はもとより、ワイヤーメーカー各社様からの修理のご依頼にも対応しています。
(詳しくは弊社営業担当までお問い合せ下さい)
線径 0.012mm~0.05mmの銅線にポリウレタンなどの皮膜をコーティングし絶縁したもので、モーター、センサ、トランスなどコイルの巻線材料として、エレクトロニクス製品から自動車まで世界中に広く使われています。
細い電線を撚り合わせたリッツ線は、交流抵抗の増加を抑制するため、機器の小型化や省エネ化を実現します。近年EV、PHVなど自動車の電動化に伴い需要が増加しています。
本社で働くスタッフをご紹介いたします。
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